2007年10月27日

【かたあしだちょうのエルフ】

ダチョウの卵を食っときながらナンですが、

【かたあしだちょうのエルフ】
文・絵:おのき がく

(ポプラ社:1,050円)

これも名作ですねぇ。泣いちゃいます。

小学校の時に読みました。
その時はこんなにイイとは思いませんでしたけど、
大人になって覚えているってことは
子どもだった自分の心に
大きく訴えかけるモノがあったのかな。


***************

動物がたくさん暮らすアフリカの草原に、
若くて強くて大きなオスのダチョウ『エルフ』が暮らしていました。
エルフとはアフリカの言葉で『千』という意味で、
エルフは一息で1,000mも走った事があるそうです。

子どもが大好きなエルフは、子ども達を背中に乗せて遊んでいました。
ある時、ライオンが現れ、自分がおとりになって子ども達を逃がし、
ライオンと闘って追い払ったものの、片足を食いちぎられてしまいました。

片足になったエルフは大好きな子ども達とも遊べないし、
みんなの仕事の手伝いもできないし、自分のエサを探すのも大変でした。
初めは他の動物がエサを分けてくれたけれど、だんだんと忘れられていきました。
熱い日差しはエルフの身体をカサカサにしていきます。
ハイエナやハゲワシがエルフの死を待っています。

ある日、黒豹を見つけたエルフはかすれる声で叫びました。
逃げ遅れて狙われた子ども達に、自分の背中に乗るように言いました。
一本足のエルフに黒豹が飛びかかっても、クチバシでつついて闘います。
背中の子ども達の重みに耐え、牙と爪で一本足には血筋ができても
エルフは最後の力を振り絞って頑張りました。

「たすかった〜!」という子ども達の声が、
エルフは夢の中で聞こえたような気がしました。
背中から降りた子ども達がエルフを見上げると・・・
エルフと同じ格好の大きな木が生えていました。
ちょうど顔の真下あたりに、きれいな泉ができていました。
エルフの涙でできたのかもしれません。

木になったエルフは一年中涼しい木陰を作り、
泉のまわりには動物達がいつも楽しく暮らしました。

***************

たんたんとストーリーを紹介しましたが。。
絵は木版画(?)で、サバンナの乾いた空気や日差しがいい感じに出てるし、
表紙にもありますが黒豹やライオンが襲って来る場面なんか迫力満点。

ううぅ〜〜〜(T T)エルフかわいそうぅぅぅぅ〜〜〜たらーっ(汗)たらーっ(汗)たらーっ(汗)

でも、これは悲しいお話なのでしょうか。
それともハッピーエンドなのでしょうか・・・
posted by えじぷしゃん♪ at 15:02| Comment(10) | TrackBack(0) | ◆えほん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめてみる絵本です。
ストーリーを読んで釈迦挿話のひとつが元になっているのかなぁと思いました。
生や死を超えたところにある価値みたいな感じです。

絵がいいですね。子どもにはちょっと怖いかもしれないけどf^_^;
Posted by yama at 2007年10月27日 22:32
これは作者が、1本のバオバブの木写真を見てひらめいたお話らしいです。
版画の迫力がありすぎて(?)「恐くて見たくない」という子どもも居るみたいです。
↓対象年齢があるんだな〜という感想も多かったです。↓
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?No=825

かわいい・楽しい・面白い絵本よりも
何故か私はこーゆーお話の絵本の方が覚えているし、
大人になってから読むと「大人の為の絵本なのかな」とも思います。

釈迦挿話のひとつ、どんなお話なのでしょう。。
Posted by えじぷしゃん♪ at 2007年10月28日 11:57
これ、子供の頃読んだことあります。
絵本て、大人になってから読むと、違ったメッセージを受け取ることがありますよね。
きっと、大人が書いてるから。自分の体験や考えを、子供に伝えたくて書くからなんだろうな。
Posted by よーし at 2007年10月28日 21:26
***よーしさん
>自分の体験や考えを、子供に伝えたくて書くからなんだろうな。
ほんとだ。そうですよね。。
私はきっとそういう絵本が好きなのかも知れない。
子どもに媚びたような(?)楽しいだけの絵本て好きじゃないし・・・
Posted by えじぷしゃん♪ at 2007年10月28日 22:57
はじめまして^^
「えほんのまいにち」の新歌と申します。

ちょうど先日こちらの絵本をとりあげました。
今日は学校で読み聞かせに使ってきました。

仰るとおり迫力があって、メッセージ性が強いので
子供たちもしーんと静まり返って聞いておりました。

駄文ですがトラックバックさせてください。
どうぞよろしくお願い致します。
Posted by 新歌 at 2007年10月31日 09:28
***新歌さん
はじめまして♪
すみません、実はトラバスパムが多いので『受け付けない』設定にしているんです。
この記事は『承諾制で受け付ける』設定に変えたので
もう一度TBしてみて下さい。
せっかくしていただいたのに、お手数おかけしてしまってゴメンなさいm( _ _ )m
Posted by えじぷしゃん♪ at 2007年10月31日 22:52
私も教科書にのっていた物語が印象に残っていました。話は忘れていましたがあらすじを読み、思い出しました。こういうお話でした。「エルフの涙でできた池。。」絵本は売っているのでしょうか
Posted by らんぜ at 2008年03月21日 00:03
***らんぜさん
はじめまして♪コメントありがとうございます。(o^-^o)
エルフの涙の泉や木陰には、他の動物がいつも集まっている。
だから木になったエルフは幸なのかもしれませんね。
絵本は今でも売っていますよ。
時々本屋の絵本コーナーで見かけるし、amazonでも買えるみたいです。
Posted by えじぷしゃん♪ at 2008年03月21日 15:56
このお話をライオンとくろひょうの立場に立つと

ライオンの立場・・・くそっ!だちょうめ!邪魔しやがって!でもあしをくいちぎったぞ!

くろひょうの立場・・・かたあしのだちょうに散々つつかれ、そして負けた!くやしい!

こうなります。

このように(http://www.nhk.or.jp/kokugo/tsubo/?das_id=D0005150039_00000)
Posted by ☆☆☆★★ at 2015年05月03日 02:25
Posted by ☆☆☆★★ at 2015年05月03日 02:29
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